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理屈倒れで矛盾の多い主張 

■寺脇研氏語る「それでも、ゆとり教育こそ最適なのだ」

「ゆとり教育」の理念は良いと思いますよ。理念は。

でも現場はそれを実行できる状態ではありません。
「考える力」を養う時間もないし、そのような授業を展開できる教員も多くはありません。
こんな教育を何年続けたところで、子供の「考える力」は上昇しませんよ。

    経済学が示すとおり、先進国は脱工業化し、知的人材が経営資源となるソフトウエアや金融などの第三次産業が主流となる。そのための人材を育てる教育が望まれるはずだ。(中略)第三次産業で必要なのは、「自分の頭で考え、付加価値を創造する力」を持った人材だ。そうした人材は、詰め込み式の教育では育たない。

上記太字部分とか、ある程度同意できる部分はあるけど、ゆとり教育は「自分の頭で考え、付加価値を創造する力」を養うようにはなってない。今の子供達は

  • あきらめるのが早い
  • 他力本願
  • 楽観的

という特徴を持っていると思う。(程度の差はあるけど)
基本的に打たれ弱いし、壁にぶつかると他人を頼るし、それでなんとかなると思ってる。義務教育段階でそうやって育ってきたからだと思うけど、これでどうやって「問題発見、問題解決」する能力を養えていると言えるんだろうか。

もちろん現場の方も努力してないわけではなくて、なんとかそういう力を養えるような教育をしようとしてるんだけど、これが見事に上手くいかないわけですよ。自分の職場は一応それなりにレベルは高いところだと思うんだけど、それでこの状況なわけです。他で上手く行っているとは到底思えない。

寺脇氏は何を根拠にこんなことを言っているのか、本気で知りたいよ。

    過渡期の一時的な現象でしょ。制度や思想を転換するのだから多少の混乱は仕方がない。でも、今ではほとんどない。ゆとり教育を10年以上続けてきて、昔の「右向け右」式教育とは違ったスキルを教員が身につけている。

だから何を根拠にk(ry

    ボランティア活動をしている学生も多い。集中豪雨などの災害が起きると、各大学で救援活動グループが自然発生して大勢が参加する。20年前には想像できなかったことだ。こういう人材が、グローバル社会で共存共栄していくために求められているのではないのか。すべてがそうだとは言わないが、ゆとり教育の効果が出てきた一面だ。

そんなの昔からいただろうと小一時間(ry

    小さな頃から、柔軟に思考する力を養っていかないといけない。頭や心が固まってしまってからでは遅過ぎる。

知識についても同様なんですが…
子供の頃に身につかなかった知識を後になってつけるのは容易ではないですよ。

大体ね。未だに「ゆとり教育が最適」と言ってる人が

週39時間も授業がある学校
応援してるってどういうことよ?


日本の高等学校の標準授業時数は週30時間だろ。
なんで授業時数が30%増しの学校を応援してるのさ。
矛盾するにも程があるだろ。

という、お決まりの寺脇批判はこれくらいにして。
ここから先は別の話。

    勉強に向かう意欲の低下が問題になっているが、それは先進国共通の課題。定職に就かなくても生きていける豊かな社会に生まれた子どもに、「将来に備えて勉強しろ」と言っても無理がある。自ら学びたくなるように仕向ける仕組みが必要だ。それは、知的欲求を育む教育、つまり、ゆとり教育だ。

それじゃあ無理だよ。
知的欲求を育むだけで学習意欲が上昇すればどんなに良いことか。
学者だって人間です。勉強しているだけでは、研究しているだけではお腹は膨れません。
雇用とリンクしない限り、日本人の学習意欲は今後低下する一方だと思いますよ。


[追記]
誠天調書様からコメントをいただいたのでお返事をば。

    > 高卒の俺が言うのは大変に失礼なのですが
    > 現状の末端大学は カンミンゾクの通関組織 に成り下がっている
    > というのは 誤った知識なんでしょうか?


おそらく「日本政府奨学金(国費)留学生と博士課程の日本人」を受けてのコメントだと思われますが…
自分の周囲にはあまりそういう手合いはいなかったなぁ、というのが個人的な感想です。
普通に研究をやっているところなら、研究室内はまともだと思われます。
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コメント

三浦朱門の話とか聞くと、実は逆なんじゃないかと思うですよ。

これからは柔軟な思考で付加価値をつけないといけない

しかしそういう産業の雇用は少ない、大人数は必要ない

なまじっか知識がある人間を単純労働者にするのは不幸

じゃあみんな馬鹿なほうが幸せだ(゚∀゚)

実感としても最近はこう考えているです。

そんなこんなでものすごーく学力差の開いている
クラスの授業を担当する様になったら,どこを
基準に教えます?

>みんな馬鹿なほうが幸せだ
国内で市場が閉じている業種ならそれでいいけど,
そうじゃない業種だと世界から締め出されます.

ここのところ,「ゆとり教育」の負の面ばかり
見る機会が多くて....

そんな現場のことは考えてないでしょw

>そうじゃない業種だと世界から締め出されます.

ポイントは、維持するための人手がどれくらいいるかです。基本的にゆとり教育は、限られた教育リソースの配分の話だと思うので。
そりゃ人手が足りないっていう業界があるのは知ってるけど、そんなミクロの話じゃないですよ。余ってる業界から足りない業界へ誘導すれば済む話。
物理→ITとかね。

> た
> そんなこんなでものすごーく学力差の開いている
> クラスの授業を担当する様になったら,どこを
> 基準に教えます?

自分なら下の層に最低限のケアをしつつ上の層に合わせます。
でないと将来の楽しみがないし…

>ken
>余ってる業界から足りない業界へ誘導すれば済む話。
>物理→ITとかね。

まぁ、やってることはそういうことですな。

>基本的にゆとり教育は、限られた教育リソースの配分の話だと思うので。

それにしては変な方向に配分されすぎというか…

> 余ってる業界から足りない業界へ誘導すれば済む話。
> 物理→ITとかね。

この誘導,簡単に行かないんですよ.
最近は IT の側で取ってくれなくて...
(情報系の先生ですら,学生の就職で悩んでます)
移行には本人の意識だけじゃなく、社会科学的な
事柄(MBAのような分野)も身につける必要があるかと.

まあ,文系→IT よりははるかに使い物にはなります.

↑こんな話を今日の午後はやってきました.

追記への追米スマソ。

えーと、「まともな研究室なら」というのはおそらくわれわれの分野だからであって、末端でない大学でも、応用系など日本人の院生が比較的少ない分野では、カンミンゾクなりとあるミンジョクの割合がものすごく多くなります。

ただもちろんそういうところにはトップではないにしろそこそこできる層が来るので、地方の短大のような「通関組織」にはならないのですが、それでもいろいろ問題があるのは確かなようです。

ってリンク先にかいてありまつね。

そういや某大学の助手をしてたとき、工学系の学科の助手さんは
多かったですよ、つたない日本語の人が。
(でもレポートの採点してたりする)

> ken

コメントどうもです。
自分はその辺の経験がないので、やっぱり情報量にかけますな。

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